大学生の頃、仲間と行った居酒屋でカラオケを初めてやった。
就職後、職場の宴会での仕事の一つが、会場にあるテープやレーザーディスクのカラオケの装置に先輩の曲を入れマイクの音量調整をすることだった。やがてカラオケボックスができると、２次会でもよく行くようになった。私はアニメから歌謡曲・演歌まで酔った勢いで歌って次の日に声が枯れていたこともあった。
おそらく、この3年近くはカラオケをしていない。下手なギターで弾き語りができるから、一人カラオケをするほどでもない。
夕食時のテレビ番組に、カラオケに一人で行って、モノマネの練習をしている女の子が登場した。歌の上手な子だった。それを観ていた倅が「あ〜カラオケで歌いたいな」とつぶやいた。
家族でカラオケなど行ったことはないし、倅の歌唱力がどれほどかは知らない。家で倅が音楽をかけて歌っていることなどないから、このつぶやきは意外だった。妻が言うには、家にあるゲーム機でもカラオケができるそうだ。私はやったことはないが、娘は歌っていたらしい。家でカラオケというのは、私にはピンとこない。カラオケは、音が響く部屋でやりたい、ボリュームを気にしなくていい場所でやりたい。だから、カラオケ店でやりたいのだ。
さて、最近のカラオケで面白いと思う要素の一つに「採点」がある。AIの進歩によって、かなり進化しているそうだ。テレビでも、カラオケの点数を競う番組があり、番組で使う採点システムも最近バージョンアップしたらしい。私は、しばらく歌っていないし、高音は年々出にくくなっているし、何点くらい取れるのだろうか。
携帯アプリでカラオケができ、採点までできると言うので調べてみた。
JOYSOUNDといえばカラオケ産業の大手だ。広告を見ることで１日３曲まで無料で歌える。スマホやiPad用のアプリなのでどのくらい使えるのかわからないが、歌ってみようか。家でのカラオケ否定派だが、面白そうだ。
iPhoneにアプリを入れて実行、とりあえずゲストとしてランキングにも参加しよう。歌える曲は歌手名から探してさあ挑戦だ。
イヤホンマイクが奨励されているらしいが、残念ながら私のSE第２世代にはジャックはない。携帯に口を近づけると歌詞が読めなくなるな〜。家で歌うので、なんとなく恥ずかしい・・。これだけ言い訳ができれば、どんな結果でも受け入れられるぞ。
惜しくも９０点に届かず！ランキングは３位だが、参加者自体が私で４人、ブービー賞だな。項目別に見ると、音程の10.101/40点は酷い結果だ。ロングトーンは10/10点で満点！まあ、こんなもんでしょう。
私にとってのカラオケは、のど自慢の場というよりは仲間との交流の場の方がふさわしい。歌の上手い下手はさておいて、手拍子やマラカスなども加わって、みんなで盛り上がるその一体感が好きだ。そろそろ怖がらないで、仲間とカラオケを楽しんでもいいのかなと思う。
