ウクレレを作ってみた (宝島社 手作りDIY おしゃれウクレレキットBOOK)

 書店で見つけた「手作りDIY おしゃれウクレレキットBOOK(宝島社)」

を購入した。前からYouTube山下健二郎さんがこのキットを製作している動画

【DIY】ウクレレを作ってみた!! - YouTube

を見ていたので、自分もいつか作ってみようと思っていた。キットの値段は3,960円(税込)なので、「おもちゃ」を作るつもりでやっていこう。

 開封して部品を見ると、合板のボディと端材をつなげたネックは粗い形成だ。

ネックとボディを繋ぐ2本のダボの太さもそろっていない。さらにダボ穴の位置がずれていてボディの面とネックの面がややねじれている。木工用ボンドで接着してしっかり乾かす。気になる割れもボンドで修復しておいた。

 一晩しっかり乾かしてから次の作業へ取り掛かった。まず、ボディとネックのねじれで生じた段差を指板が浮かない程度まで削る。次に塗装の下準備、全体に紙やすりをかける。240番、400番と2段階でいいだろう。ウクレレ全体はマホガニーの色調、表板はチェリーサンバーストに塗装したい。ホームセンターで購入した水性ステイン塗料を表板にぬる。

余分な塗料をウエスでふき取り、乾燥させたらマスキングだ。ネック、ボディの側板、裏板には、以前100均で買った使い残しの水性ニスとクリアのラッカースプレーを塗った。ニスは筆塗りで、塗って乾かしを3回繰り返した。その後クリアのラッカーのスプレーをかけた。

ここまでで作業したところで、続きは翌日に持ち越した。

 ラッカーが十分乾いたことを確認して、表板のマスキングをはがした。そしてボディの側面をマスキングした。

表板にホームセンターで探してきた水性の下塗りシーラーを塗って、この後のラッカー塗料が染み込まないような下処理をする。3回重ね塗りをしてキットについてきた600番の紙やすり表面を整えた。チェリーサンバーストの塗装は、プラモデルのラッカーカラーをエアブラシでやった。クリアイエロー、クリアオレンジ、モンザレッドの順で中央から端へとグラデーションをつくろう。最後にヤシのシルエットをステンシル用紙で作って塗装した。

塗装で余ったモンザレッドにシアンを混ぜてみたら暗い紫になったので使ったが、実際は茶色に近い影になった。最後に水性のクリアをスプレーして表板を仕上げた。

 塗装が終わったのでマスキングをはがし、本の手順に従って指板、ブリッジ、ペグ等を取り付けた。最後に弦を張って完成だ。

弦が高いこと、チューニングが決まらないこと、指板のポジションの音程がずれる?ことなど、楽器としての完成度はいまいちだ。楽器職人の技術はやっぱすごい!