プラモ制作の話 ウオーターラインシリーズ「瑞鶴」

 今回の製作は日本海軍空母「瑞鶴」の最終状態、レイテ海戦当時の姿だ。ウォーターラインNo.214のタミヤのキットで、説明書には©1994と印刷されている。パーツ数はそれほど多くないようだ。

デカールは甲板上のラインと搭乗機のマークだけ、やや黄ばんでいるから20年以上積まれていたキットであろう。

 パーツはヒケ等もなく、サクサクと組むことができた。今回初めて艦船の迷彩塗装をする。どこまで接着をしたらよいのかを考えながら仮組をしていく。甲板、船体、船尾のボート甲板に分けて塗る必要がありそうだ。船体の武装は3連装機銃などの別色のも以外で迷彩色になる部分はできるだけ取り付ける。甲板上のものは後から取り付けることにした。

 水性ホビーカラーを使ってエアブラシで塗装した。迷彩色の緑部分は、「フラットグリーン+ニュートラルグレイ(1:1)」と「フラットグリーン+ジャーマングレイ(1:1)」の指定がある。マスキングのしやすさから、明るい緑から塗ることにした。甲板は、船体色のグレイ→木甲板のタン→迷彩色のジャーマングレイ→迷彩色の緑の順にマスキングによる塗り分けをした。

いつもながら、マスキングにはとても時間がかかった。艦橋や煙突、ボートや艦載機は部分的に筆塗りをした。

 塗装を済ませて、船窓の墨入れや甲板の汚しを施してから組み立てていった。甲板のデカールは中心に張れるように、マスキングテープで目印を付けた。古いデカールなので途中で切れてしまい、真っ直ぐには貼れなかった。最後に日章旗を取り付けて作業は終了だ。

 船体が大きく、いつものケースには収まらない。とりあえずは棚の上に飾ることにしよう。