プラモ制作の話 ファインモールド 1/72 フォルゴーレ号・後期型 製作

 ジブリの映画「紅の豚」の原作版では、主人公ポルコが操る飛行艇「サボイアS.21」に「フォルゴーレ号」という愛称が付けられている。映画版との違いはエンジンで、原作版のエンジンは「ロールスロイスケストレル」だ。ファインモールド社製の1/72のキットを製作しよう。フィオの立像フィギュアも同封されている。

 仮組はパーツの合わせが良さそうなので略してしまった。説明書を眺めて塗装を考えながら工作していった。 まずはコックピット、内壁は水性ホビーカラー66サンディブラウンを筆塗りし、機器の黒鉄色は同18でドライブラシをかけた。ここで搭乗するポルコとフィオも製作する。小さなパーツをクラフトナイフで成形し、アクリルガッシュで塗装した。

続いて胴体の組立、合わせ目消しをして表面を整える。機体の赤はMr.カラー68のモザンレッド、後でエアブラシ塗装をしよう。コックピット部分をマスキングして、尾翼とその支柱を機体に取り付けた状態にした。それから主翼、フロート、エンジンをそれぞれ組み立て、これらは塗装後に機体に取り付けることにしよう。風防はランナーについたままでマスキングして枠を塗装しよう。プロペラや台車などの部分は水性ホビーカラーを筆塗りしよう。

 機体のモザンレッドを塗装して組み立て、デカールを貼る。フロート下の部分はデカールでなく塗装、水性ホビーカラー66サンディブラウンを筆塗りした。プロペラは組み立ててから塗り分けた。プロペラを取り付け細かい部分の塗装を済ますと機体は完成だ。台車は車輪を除いて組み立てて筆塗り、その後で車輪を付けて汚しを入れた。フィオの立像はアクリルガッシュで塗装したが、相変わらず似ていない仕上がりだ。スタンドを組んで、フォルゴーレ号を乗せて終了だ。

 ファインモールドから新作「紅の豚 アジトのポルコ」が発売されるそうだ。手に入ったら作ってみたい。