プラモ制作の話 アオシマ 1/350発進‼サンダーバード1号 製作

 子供のころ、イマイのキットで「サンダーバードの1号」を買ってもらったのがプラモデルとの最初の出会いだった。接着がへたくそで、翼の開閉がうまくできなくて悔しかったことだけ覚えている。数年前、リサイクルショップで本キットを中古で安く購入して積んでいた。

パーツ数は少なくディテールは大雑把で押し出しピン跡が目につく。煙のパーツだけは彩色済みでとてもよいできだ。煙がメインのキットなのだろうか?

 素組をするとパーツの合いはよさそうだ。翼を本体に挟み込んで接着、合わせ目の処理。エンジンもバーニア部に合わせ目、接着後少し掘って整えることにした。

塗装はシルバーがメインなので、黒のサフを吹くことにする。シルバーはラッカー、他の色は水性の塗装でいいだろう。本体のブラックのラインはガンダムマーカー、エンジンの翼端のスカイブルーは筆塗り。墨入れはグレーを使った。

 塗装後に組み立て、デカールを貼る。古いデカールため、本体中央に貼る細長い「THANDERBIRDS」のデカールが作業中に切れた。デカールが貼り終わって、半つや消しクリアを吹いた。発射台とトラスフレームは金属の汚れをブラウンのエナメルで少し汚してみた。

 単純に発射シーンを飾るのでは面白みがないので、煙の内部が光るように工作することにした。LEDを使って光らせたい。100均の商品で、単3電池2本でサンタクロースの顔が光るクリスマスの飾りを見つけた。

LEDにホットボンドで白い円形のパーツが固定され、そこに赤いサンタのクリアパーツがはめ込められている。赤いサンタのパーツは簡単に取り外せた。白いパーツをニッパーで切れば、発射台の隙間を通せる。電池ボックスを隠すケースと発射台の内装用の紙やすりも購入した。

 ケースのふたが発射台になるようにする。1500番の紙やすりをケースに合わせて切り、両面テープで固定する。発射台の位置に合わせてLEDを通す直径10㎜の穴をあけた。塗装のためマスキングをし、水性ホビーカラーのニュートラルグレーを紙やすりに筆塗りする。発射台のレールは0.5㎜のプラバンを幅1.5㎜で切り出し、シルバーで塗装、幅を合わせてゴム系の接着剤で固定する。タミヤウェザリングマスターCセットのアカサビとガンメタルでレールの雰囲気を加える。

発射台とトラスフレームは貼って剥がせるように「セメダインBBX」で固定した。電池ボックスはふたの内側に両面テープで固定した。

LEDライトを穴から発射台を通して外側に出し、煙パーツの内側に詰める。煙パーツと発射台は両面テープで固定した。

 電源を入れると雰囲気がさらに良くなるように感じる。

子供の頃に戻った気分だ。