プラモ制作の話 1/24スポーツカーシリーズ キャンパスフレンズセットⅡ 製作(1)

ヤマハ「ビーノ」と女子ドライバー 

 艦船の製作が続いたので、フィギュアを作りたくなった。タミヤのキットで手ごろな物を見つけた。

カーモデルの情景用の5体のフィギュアと1台のスクーターのセット、約2年前に発売されたものだ。

まずはスクーターとそれに腰掛ける女子ドライバーを作ろう。スクーターはヤマハのビーノ、気持ちよく仮組ができた。

続いてフィギュア、こちらもストレスなく組める。

さすがタミヤ製と思った。何日もかけて仕上げていくことになるだろうから、ケースに入れてパーツの紛失に気を付けよう。

ヤマハ「ビーノ」を仕上げていく 

 塗装を考えながらパーツを組み上げていく。まずは本体、流し込みの接着剤がはみ出さないように気をつけた。フロントカウル、リアフェンダー、シートは塗装後に付けよう。ハンドルはミラーも含めて組んでしまう。タイヤやライトも塗装後に取り付けよう。塗装は、ブラック → シルバー → グリーン → ホワイト とエアブラシで塗り分けていき、細部は筆塗りにしよう。今回、サフは吹かずに進めることにした。ブラックはシルバーの下塗りにもなるが、フロントカウルの部分は塗らないで、ハンドル・ミラーとの質感の違いが出ることを期待しよう。説明書はタミヤの塗料で指定されているが、持ち合わせのMr.カラーで代用する。2番ブラックと159番スーパーシルバーを使った。ラッカー系はこの2色、後は水性ホビー塗料で塗っていく。

 エアブラシの塗装はまだまだの私、特にマスキングの善し悪しが仕上がりに大きく影響してくる。例えばフロントカウル、境界に沿ってマスキングするのに悪戦苦闘。マスキングテープを貼って、デザインナイフで優しく境界に沿って切り取る。テープがきれいに切り取れないが、妥協する。

本体はブラック部を隠してグリーン、その後グリーン部を隠してホワイトとなる。

ハンドルのスロット部は後で筆塗り、メーター部をホワイトにするためにマスキングだ。グリーンは1・4・5番で調色、ホワイトは1番を使用。タイヤとホイール、はじめホイールをシルバーにしたが、ホワイトの方がかわいらしいようなので説明書の指定に戻す。タイヤは77番タイヤブラック、ホイールは11番つや消しホワイトで筆塗りした。リアフェンダーの黒指定部は12番のつや消しブラックを筆塗り、シートは84番マホガニーを筆塗り、ハンドルのスロットルは77番タイヤブラックを筆塗りした。各ライトはシルバーのエアブラシ塗装の上にタミヤエナメルのクリアカラーを重ねる。フロントライトはホワイト指定だが、クリアブルーを薄めて重ねてみた。指定通りにデカールを貼って、光沢のトップコート(B-501)を吹いて仕上げた。

女子ドライバーの製作 

 フギュアはボディ、右足、顔、頭髪、ヘルメットの5つに分けて塗装することにした。顔の塗装はまだまだ始業中の身である。作業台に固定して塗っていく。

今回はランナーについたままで塗れそうだ。

まず、タミヤのスミ入れ塗料(ピンクブラウン)で凹凸が見やすいようにする。水性ホビーカラー44番うす薄を下塗りし、1番ホワイトで目を塗る。後は、タミヤエナメルで表情を入れていく。肌はXF2フラットホワイトX17ピンクXF15フラットフレッシュを混色しながら、眉と影はXF10フラットブラウンで塗る。唇はX27クリアレッドで塗った。最後に水性ホビーカラー2番ブラックで黒目を入れた。

 頭髪は茶系で塗った。ピン止めらしきものがあったのでそこはガンダムマーカーのシルバーを塗った。ボディはアウターをカーキ、中はタンで塗った。パンツはジーンズ風に見えるブルー系を重ねて塗り、スニーカーはオレンジ色に塗ってみた。ヘルメットは服装からアクセントになりそうな赤で塗った。

ケースの装飾 

 100均のケースに入れて飾りたい。レンガ風の石畳の風景を表現しようと思う。1㎜のブラバンに4㎜×8㎜でレンガを敷いたようにPカッターで線を掘る。これが結構時間がかかる。線が入ったら、表面を240番の紙やすりで荒らす。ところどころにときパテを置いてみる。乾いたら再度紙やすりで荒らしてみた。それから、茶系の水性ホビーカラーを適当に塗り重ねて濃淡をつけてレンガを表現する。最後に、タミヤエナメルXF55デッキタンを薄めて墨入れし、乾いた後にはみ出したところを拭き取った。ケースの大きさに合わせて貼ることになるが、縁石と草地を少し入るようにしてみた。縁石は1.2㎜のプラバンを5㎜幅で切り出し、25㎜おきに線を掘ってみた。表面を紙やすりで荒らしたら、墨入れで使ったデッキタンを薄く塗った。草地は100均で購入したシートを張った。スクーターとフィギュアを載せると、それなりの雰囲気がある作品になったように思う。