由(3) 職を離れて

かつての職場の仲間と電話で話した。

現場の厳しさを思い出した。

電話を終え、職を離れた自分について考えた。

 

大学で学び、必要な資格も取り、定年まで勤めた。

経験が生かし、再就職をしようかとも考えた。

 

そして、今の生活を選んだ。

 

ゆるくないのか。

ぬるくないのか。

勤めに出ないことへの複雑な思い。

 

 

時間の使い方が変わった。

無理しても「やらねばならないこと」に使う時間は減った。

無駄にできない「今ほんとうにやりたいこと」に使える時間が増えた。

家族のために使える時間もたっぷりある。

 

贅沢な時間の使い方をしているのだろうか。

 

自分の可能性をさぐる。

新しいことに挑戦する。

自分の意志を太く真ん中に置いて、生活する。

有限な時間を生きているという事実を受け入れる。

 

やって後悔はしない。

次のステージに進めたことを誇ろう。

 

ある夏の日の山と湖

 

自問自答。

見つけた答えが私の正解。