プラモ制作の話 1/35帝国陸軍九五式軽戦車[ハ号] 製作

 製作途中の戦車の残り1両、九五式軽戦車も仕上げていこう。中古で買ったこのキット、調べてみるとFineMoldsの1993年限定キットの可能性がある。戦車兵のメタルフィギュアが付属していたからだ。

このフィギュア、ハッチをあけた状態で戦車から顔を出している様子のものだ。メタルフィギュアの製作は自信がないから手はつけない。戦車のハッチは閉じた状態で組み立てた。そして1年以上放置したままだった。

 一式中戦車同様にサフを吹いて塗装の迷彩を色鉛筆で下書きし、Mr.COLORの特色セット「日本陸軍戦車後期迷彩色」をエアブラシで塗装する。

転輪などは外して塗装、ゴム部までの塗装を済まして取り付ける。履帯は後から組んで取り付け塗装。各部の色は、一式中戦車同様に行った。

 ブラックで染み入れ、付属のデカールは使用しないで仕上げた。以前に作成した戦車兵を隣に立たせてみた。

 戦車プラモの塗装は、終戦間際の戦車第一連隊をイメージしている。この部隊には作家司馬遼太郎氏が陸軍少尉として所属していた。戦車第一連隊は対ソ連戦に備えて満州にあったが、米軍の関東地方への上陸を阻止するため、昭和20年5月ごろには栃木県佐野市周辺に展開していた。一式中戦車、九七式中戦車改、九五式軽戦車などが所属していた。この3両を並べてみよう。

 戦車を並べてみると雰囲気が出るな。