佑(5) 第7波

 新型コロナウイルス感染症の「第7波」が来たようである。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、オミクロン株の派生型「BA・5」が感染の主流となっていること、緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置などの行動制限は当面は必要ないこと、検査やワクチンなど基本的対応で乗り越えることは可能ということなどを話している。

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 私もすでに3回接種を終えて3か月以上経過した。そのうち4回目の接種の案内が来るのだろう。副反応が比較的軽いのでいやではないが、いつまで続けるのかと思うようになってきた。

 ウィズ・コロナと言われて久しい。ゼロ・コロナ政策をとる国もあり、国家間での対応の違いをどう考えればよいのだろうか。

 私は飲食店への規制もあまり意味がないようにも思える。換気を重視して他者との接触を避ける工夫をすることが大事で、夜間営業の規制はいらないように思う。外食が嫌なら出かけなければよいだけだ。一律の規制は不要ではないのか。

 高齢者施設のようなリスクの高い人が多い場所などの対策をしっかりとることや、医療機関の機能を止めないことなど、2年半の評価を生かした政策の見直しを急ぐことが大切だと思う。ウイルスの毒性にも変化が見られるのだから、それに合った仕組みを作ればよい。インフルエンザと同様にするのが難しいとよく言うが、コロナにあった分類を考えて期限付きでの法律ができないものなのか。現実的に、保健所が機能せず、規則通りの対応ができないことを行政・関係省庁はどう考えているのだろう。

 選挙も終わった。新型コロナウイルス感染症対策は重点政策のはずだ。現場が動けないなら、動けるように政治家の皆さんに頑張ってもらいたい。