遊(24) ウインドシンセサイザー

 ちょっとずつDTMを続けている。面白さと難しさがわかってきた。アコギはリズムを刻むか簡単なアルペジオで伴奏程度ならできそうだ。新しい曲を作るよりも、コピーして楽しむ方が向いているようだ。

 録音は歌を入れるというより演奏を残したい。メロディーを入れる楽器が欲しくなって、しばらく物色していた。ちょっとだけサックスを吹いたこともあり、ウインドシンセには、昔から関心があった。フュージョンが流行した時には、T-SQUAREのアルバムも数枚買った。TVのF1グランプリのテーマ曲「TRUTH」は、特にかっこよかった。

 アンプ不要で楽しめるウインドシンセサイザーが安く買える時代になったことはとてもうれしい。YouTubeの動画を参考にして吟味した結果、「AKAI EWI SOLO」に決め注文した。マウスピース部分がサックスと違っているので、息さえ吹き込めればよいらしい。リコーダーに近いのだろうか。そして、今日それが届いた。楽器店の店頭で見た時よりも大きく感じる。いざ開封

まずは充電をして更ける用意をしよう。USBで充電でき、大きいアダプターがいらないのもいい。 

充電の間にざっと説明書に目を通す。次にサイトへ行ってアプリをダウンロード、ソフトのアップデートができるようにする。

 さあ吹いてみようか。ネックストラップの長さを調整したら電源をON.。ボリュームを下げて音を出してみると、意外に息をしっかり吹き込む必要がある。肺活量が落ちているな、腹筋に力を入れないと息が続かない。運指表でポジションを確認する。とりあえず、初期設定のポジションでやっていこう。ドレミの音階が息を長く出して安定して出せるように、ロングトーンの練習をする。サックスのようにキーを押し込む必要がなく、軽くタッチすれば音階が決まる。右手・左手関係なく、上部に一列にキーが配置されているのもリコーダーに近い。間違ってほかのキーにふれても反応するので、指に感覚をしっかり覚えさせなければならない。 

 練習曲が欲しい。無料の楽譜が手に入るサイトを見つけた。

無料楽譜 - 民謡・童謡・クラシックなど、著作権が消滅した楽曲

大きな古時計」ピアノ譜だけれど問題ない。KeyはG、運指は優しそうだ。オクターブ下のBとオクターブ上のD、F#がうまく出せるかがポイントだと思いながら練習する。オクターブ上のDを出すためにオクターブローラーのポジションを変えてDを押さえるのが難しい。

 また、ゆったりとした速さでレガートに息を吐くところは、少し苦しさを感じる。「肺が鍛えられて丁度いいんじゃない」と妻からの励ましを受ける。また、サックスのようなタンギングができないので、「百年~」以降の部分も難しい。

 管楽器の楽しさを久しぶりに味わった。MIDI入力にも使えるように、そこそこ吹けるようにはなりたい。