憂(5) 桜島噴火に思う

 日本は火山列島、現在も活火山が多くあり時折噴火している。今日は桜島の噴火警戒レベルが最高の5(避難)となった。最近、自然災害が続いている。

 自然は恵みも災いも我々に与える。人間は自然の一部、ちっぽけな存在であることを思い知らされる。日本に住むことはこのような自然の行為を受け入れることだ。

 自然災害を「天罰」と考える人が時折いる。そうではない。必然として災害が起きるのであり、いつかは起きることと考えることができるのだ。火山が近くにあれば、大噴火による災いがいつ起きても不思議ではない。

 地震にしても台風や集中豪雨にしても同じなのだ。それを知って事前に準備し、素早く非難することの重要性を我々は学んでいる。「忘れたころにやってくる」という教訓をいつも意識できるのか、ここが被害を最小限にする肝だろう。

 これまで桜島にレベル5が出されたことはなかったという。速やかな避難によって、周辺に住む方の生命が守られることを心から祈ります。