遊(18) 製作途中 1/700駆逐艦「橘」の続き

 プラモデルの製作を再び初めて4年くらいになるだろうか。気になったキットを見つけても、すぐに作ることはまれである。作り始めても、なかなか仕上がらない。

 艦船プラモは好きなのだが、部品が細かく塗装もなかなか難しいので、途中で止まってしまいがちだ。「橘」は資料も用意して気合を入れて製作を始めたが、煙突の雨除け格子のパーツを紛失して中断した。何とか自作しようと思ったが、これが難しい。

 プラペーパー、エポパテなど試して思いのようにいかず、半年くらい悩んだ。そして今度は金属線でやってみようと考えた。枠はΦ0.2mmの真ちゅう線、格子はリード線をほぐして取り出した銅線を使うことに決めた。

資料を参考に、それっぽく組んだ。極端に盛り上がった雨除け格子になったけれども、まあいいだろう。しっかり接着できるまでと1週間以上触らないようにしていた。今日は、煙突2基、13号電探、烹炊室煙突を取り付け、適当に墨入れをしていこう。 

 煙突の上部は、ガンダムマーカーで黒く塗った。4つのパーツを接着してしばらく置いておく。続いて墨入れには、タミヤの墨入れ塗料のブラックとブラウンを使い分けながら塗り、余分なところはベビー用の綿棒にエナメル溶剤を湿らせでふき取った。

 アクリルで塗り残しの修正をしないといけないところもあるのだが、目が限界になってきた。空中線を張って日章旗をたなびかせる作業にかかる前に修正を入れることにしようと思う。