裕(11) 壁紙の補修

 階段を上がった曲がり角、壁紙の擦り切れが酷くなっている。

 今日は、補修用に買い置きしていた壁紙で補修しよう。裏紙をはがして貼るだけ、重ねて貼れる壁紙だ。少し使ってからだいぶ経っているので、使い切ってしまおう。きれいに貼り付くように、古い壁紙をできるだけはがした後、角を包むように貼ることにした。足元から110cmくらいの高さまで擦り切れがある。補修用の壁紙の長辺が60cmなので、紙の裏の目盛りに沿ってカッターで2等分し、縦方向に2枚を貼ることにした。

 階段照明のスイッチに若干かかるようなので、カバーを外した。貼る紙の大きさに合わせてカッターを入れる。擦り切れた角から簡単にはがせた。角の部分は糊付け面が乾いて空間ができてしまった部分があって、残すことなく全部はがせるが、角から離れた部分はしっかり壁に付いているので、表面だけがはがれて壁に薄く紙が残った。概ね凹凸がない状態ではあるので、このまま新しい壁紙を高いところから貼っていった。

 2等分したはずだったが2mmくらいの違いがあった。低い方に貼った2枚目、横にはみ出てしまった部分は重ねて貼った。ん〜、縦は僅かに広く切り取ってしまって隙間ができたかぁ。

 この隙間には、サイズ合わせで余った壁紙を適当に切り、埋めるように貼った。ついでだから、木の擦れたところもニスを塗った。

 こうして、約1時間で補修が終わった。壁紙の色の違いが甚だしいいけれども、そのうち馴染むことだろう。