裕(7) 襖の張り替え〜継続

 襖の裏張りから作業を再開した。まず、雲華紙を襖に合わせて2枚分切る。次に、襖にマスキングテープを貼る。これまでは糊を塗らないでシールのように裏紙をはがすやつばかりだった。この雲華紙は裏側に水を塗るもの。うまくいくのか。

 スポンジに水を含ませて塗る。スポンジに紙が吸い付いて塗りづらい。スポンジの面をピッタリと紙に付けてしまっているからのようだ。結構ビシャビシャにして、説明書通りに3分間待つ間に、紙の縁には昨日の障子糊をつけた。倅に手伝わせて襖に乗せ、中央から撫でばけを使って空気追い出しながら張っていく。ローラーで神の縁を押さえる。糊を乾かすこと1時間、ちょっとは早いかもしれないがカッターを入れよう。

 真っ直ぐカッターが当てられない、刃先が引っ掛かって紙が破れる。マスキングも曲がっていたらしく、余計な所に紙が貼り付いている。乾かしている間に紙がはがれてしっまているところもあった。縁以外はほとんど糊が効いていないし、どうしようかな。

 水でなく糊を塗ってやり直そう。午前中の作業で経験値が上がったと前向きに考えることにして、追加の糊を買いに行く。ついでに昼飯も調達、手伝わせている倅も連れて好きなものを選ばせる。

 食事を済ませて作業再開、丁寧にマスキングをする。プラモと同じで、マスキングって仕上がりを大きく左右するんだ。次に糊を水で調整して紙全体に塗り、縁は濃い糊を塗る。塗り終わると間を開けず、倅を呼んで紙を襖に合わせ、紙に歪みがないように注意して襖に乗せる。次は撫でばけとローラー、空気がしっかり抜けてピンと張った感じがさっきよりするな、いい感じだ。しっかり乾かすことにして、2枚目の作業に入ろう。雲華紙を襖に合わせて切って、マスキング・・・・。

 夕食も風呂も済ませてからカッターを入れる。

 しっかり乾かすのが大事だな。掃除まで終わったのがまたまた9時半。襖張りはまた明日に続く。