プラモ制作の話 ハセガワ 1/24スズキジムニー“スキーバージョン” 製作(その2)

 スキーヤーフィギュアは4体、同時に製作を進めていくことにする。仮組、軸うち、塗装、組立と修正等いう手順で進めた。パーツを切り出して感じたことはヒケやバリが多く、ぴったり合わないことだ。パーツの隙間はガイアノーツの瞬間カラーパテで埋めた。腕の部分は塗装後接着することにし、0.5㎜の真ちゅう線で軸を付けて合わせた。位置合わせには、マスキングゾルを使った。

ダイソーの「粘着タック」で仮止めしてバランスを見た。このあとグレーのサフを吹き、筆塗りする塗料がのりやすくした。

 塗装はフィギュアごとにラッカー、水性、エナメルを使い分けながら行った。細かい塗装は技術的に難しいだろうと思い、箱絵を参考にしつつ簡略化して仕上げることにした。顔は、雰囲気が出る程度にエナメル塗料で影を付けることをテーマにして仕上げてみた。仕上がった4体を並べてみると、スキー場の風景になるように思う。

男性フィギュア1

 7つのパーツ、胴体と腕、脚の合わせはヒケのため隙間が大きい。

腕を除き接着しして塗装する。インディブルーをベースにスキーウェアを筆塗り、ボタン等をシルバーにしてアクセントにする。ゴーグルはシルバー塗装後、エナメル塗料のクリアレッド、クリアオレンジ、クリアイエローでグラデーションを付けてそれっぽくした。

男性フィギュア2

 5つのパーツ、やはり胴体と腕、脚の合わせはヒケのため隙間が大きい。

腕を除き接着しして塗装する。スキーパンツは箱絵のように塗装し、ジャケットは細かいモザイク模様はなしで自由に色を選んで単調な塗り分けにした。サングラスはシルバーの上にスモークグレーを重ねた後、エナメル塗料のクリアグリーンとクリアブルーを重ねてみた。塗装後の組立では肩の部分の隙間が目立ち、瞬間カラーパテでかなり埋めた。スキー板はゴム系の接着剤で固定、ストックは挟み込むだけにした。

女性フィギュア1

 2つのパーツ、それぞれを塗装後接着する。

腕の接着面のヒケは大きく、パテで埋めて整えた。青味のある白にするため、ジムニーの車体塗装で余ったラッカー塗料を下地に塗り、水性のホワイトを重ねて塗った。

女性フィギュア2

 5つのパーツ、やはり胴体と腕、脚の合わせはヒケのため隙間が大きい。

腕を除き接着して塗装する。ジャケットはバラをイメージした柄を描いてみた。このフィギュアも肩の部分の隙間を瞬間カラーパテでかなり埋めた。また、スキー板はゴム系の接着剤で固定、ストックは挟み込むだけにした。ストックは青と紫のグラデーションぽい塗装をした。

明日からは車体の完成を目指して製作していこうと思う。