優(4) 胡蝶蘭の植え替え

 春にいただいた胡蝶蘭、3か月間楽しむことができた。花が終わり、新しい葉が出る株もあれば、葉にしわができているものもある。調べてみると、根腐れして水が吸い上げられなくなると葉の厚みがなくなってしわができるらしい。今日は、植え替えに挑戦しよう。

 植え替えにはいくつか方法があるようだが、ミズゴケを使う方法がわかりやすかった。ホームセンターでミズゴケを買い、水を加えて植え替えの準備をしておいた。素焼きの植木鉢も購入した。

 まず、寄せ植えになっていた鉢から各株を取り出した。ビニルのカップ中で根がぐるぐると巻いている。根が張っていてパンパンになっているから、底を押しても動かない。優しくカップを押しながら、中のバークが崩れるようにしてかさを減らし、ゆっくりとカップから取り出した。

 株によって根の傷み具合が違っている。黒くなってしまった根は切り取った。

 株の下に丸めたミズゴケを入れ、その周りを根で包むようにする。その周りにミズゴケをつけてまとめ、植木鉢よりやや大きめにしてから植え込む。割りばしで植木鉢の際のミズゴケを押し込んで、中央の株のところを高く周辺は低くなるようにするとよいそうだ。小型の胡蝶蘭だったので、比較的簡単に植え込むことができた。根が元気でたくさん残した株の方が植え込むのが難しかった。植木鉢が少し小さかったかもしれない。

 何とか3つの株の植え替えができた。水を十分に与えて、作業は終了。素焼きの鉢なので乾き具合も分かりやすくなった。新しい葉や根が出て、また花が咲いたらうれしいな。