園芸の話 胡蝶蘭の植替え

 たくさんの花をつけてくれた胡蝶蘭の葉の色が黄色くなり、葉の数が更に減っていくようなのでちょっと心配になった。花茎を切って植え替えよう。

鉢から株を抜いてみると根の状態は良い。数日乾かしてから植え替えることにした。

 これまで植替えに使っていたのはチリ産のミズゴケだった。Youtubeでいくつか胡蝶蘭の動画を見て、ニュージーランド産のミズゴケだと長さがあって作業しやすいことを知った。隣町のホームセンターまで出かけてそのミズゴケを見つけることができ、これを使うことにした。水で元に戻すのに2日かけ、おおよそ同じ長さに分けた。

それから、この株の鉢に植えてあった状態を参考にして、バークも使って植替えることにした。

 まず鉢底に軽石を敷き、その上にバークを重ねた。株はだいぶ伸びてしまっていたので、適当なところで切った。

そして、丸めたミズゴケの周りに根を這わせてさらにミズゴケを巻く。これを鉢の中央に置いて、株と鉢との隙間をバークで埋めていく。わざと鉢からミズゴケが小高くなるように植え込んでみた。

切り取った根だけの部分にも健康な根が多く残っていたので、処分しないで水栽培にしてみた。

 その後、水栽培していた花の小さな胡蝶蘭のうち新しい葉が伸びてきた2株も植え込んだ。

鉢のサイズが程よい方は、いつもどおりにミズゴケを使って植え込んだ。

鉢のサイズが大きめになってしまった株は、鉢の中央にトイレットペーパーの芯を立てて、内側も乾きやすくしようと考えた。

底と芯の中には軽石を入れ、芯の上に株を乗せて根の周りにミズゴケを巻いていく。中央を小高く鉢から出るようにミズゴケを盛って植え込んでみた。

花の小さな胡蝶蘭の水栽培の株がまだ3つある。水栽培のままにするか、鉢植えにするのかもう少し様子を見て決めようと思う。